Ｑ１
Ｑ１．
小さい子供の花粉症はあまりききませんが、実際のところ何歳くらいから症状のでる可能性があるのでしょうか。
Ａ１．
数年前まで、小学生以下のお子さんは花粉症にかからないというのが通説でしたが、最近では２歳から花粉症になるという認識が広まっているようです。さらに、将来的にはこの数値がさらに低くなっていく可能性もあります。
（このページの先頭へ）Ｑ２．
即効性のある花粉症の治療は可能でしょうか。
Ａ２．
花粉症を一時的に抑えることは可能です。治療は飲み薬と注射を用い、ほとんどの方は花粉症の症状を抑えることができます。また、花粉の飛び始める２週間くらい前に予防の薬を飲むと、発症はある程度抑えられます。ただし、効果は１シーズン程度ですので根治するためには減感作療法を行います。
（このページの先頭へ）Ｑ３．
花粉症の減感作療法はどのように行うのでしょうか。また、どの程度割合で効果があるのでしょうか。
Ａ３．
減感作療法では注射を行い、期間は２〜３年程度です。ただし、花粉症のシーズン中は治療を始められませんので、花粉が飛ばない時期（花粉症の症状が無いとき）に行います。また、効果は７割程度の方にみられます。
（このページの先頭へ）Ｑ４．
玄関にヒノキ科の木（ゴールドクレスト）を植えているのですが、スギ・ヒノキの花粉アレルギーを持っている家族に何らかの影響を及ぼすのでしょうか。
Ａ４．
庭に植えてある木でも、鉢植えに植えてある木でも、花粉ができれば花粉症の方はそれに反応します。ですので、できれば避けていただいたほうが良い（できれば植えないほうが良い）です。
このページの先頭へ↑Ｑ５．
花粉症用のマスクをつけるとゴムの部分で耳がかゆくなったり、薬品のにおいで気分がわるくなったりするのですが、何かいい対策はあるでしょうか。
Ａ５．
ゴムの部分で耳がかゆくなる場合は、ひもの長いマスクを買って後ろで結んでください。においが気になる場合は、マスクの中にガーゼや婦人用シート（薬局で売っています）を間に挟んでいただくと改善されます。マスクは大きさや形状もさまざまですので、自分に合うものを探してください。
（このページの先頭へ）Ｑ６．
花粉症対策として甜茶・ヨーグルトなどいろいろありますが、お勧めの花粉症対策を教えて下さい。
Ａ６．
花粉症対策として甜茶・ヨーグルトなどいろいろなものがありますが、効果は薬の１０分の１以下と思っておいていただきたいと思います。それら以外の花粉症対策としてはマスク・メガネを着用する、風の強い日は窓を開けない、洗濯物を外に干さない、山に行かない、などがあげられます。
（このページの先頭へ）Ｑ７．
花粉症の予防薬はいつ頃から飲み始めたらいいのでしょうか。
Ａ７．
花粉症を予防するお薬は、花粉の飛び始める２週間前くらいに飲んでいただくとよいです。
（このページの先頭へ）Ｑ８．
スギ花粉症のほうはだいぶ良くなったのですが、４月に入って少し変だなと思う日が続いてます。スギ花粉以外の花粉の影響かもしれません。スギ花粉以外の花粉の情報などありますでしょうか。
Ａ８．
スギ花粉以外でも、花粉であればどんな種類のものであれ、アレルギーの原因となり得ます。以下に当院にて検査可能なアレルゲンのリストを掲載しておきますので参考にしてください。リストにありますイネ科植物の花粉は主として春から夏にかけて、雑草花粉は主として秋、樹木花粉は主として春に開花して花粉を飛散します。
アレルゲンリスト
（このページの先頭へ）Ｑ９．
花粉症がひどく、先日お尻に注射をしてもらいました。あの注射はいったいどのような注射なのでしょうか。ステロイドが入っているのでしょうか。また持続期間はどのくらいなのでしょうか。
Ａ９．
まずお尻に注射した理由ですが、これは腕にするととても痛いので、女性の方は念のためお尻に注射しています。ただし、女性の方でも痛みに強い方は、腕に注射することもあります。次に注射の内容ですが、これはアレルギーに強くなるように調整された注射で、女性の方の場合、ステロイドなしで実施しています。最後に持続期間ですが、おおむね1ヶ月となっています。
（このページの先頭へ）Ｑ１０．
花粉が飛び始める前におしりに注射を打って頂いて、数年間全くと言って良いほど花粉症の反応なく快適に過ごしていました。しかし今年になって突然目のかゆみ鼻のむずむずつまり等の反応が出てきました。週末ゴルフに行くのが不安なのですが、また注射を打って頂いたら楽しくゴルフにいけるでしょうか。それとも現在真っ盛りの場合には効果は現れないものなのでしょうか。
Ａ１０．
短期間症状をおさえる場合は、注射ではなく内服を処方します。内服は服用している間ほぼ無症状で生活できます。ゴルフに行く2日前から服用が必要です。
（このページの先頭へ）Ｑ１１．
スギとカモガヤの花粉症ですが、減感作療法を始めたいと考えています。花粉症の症状が出ている時期には開始できないということですが、いつごろから開始することができるでしょうか。また治療期間は２年くらいとのとですが、治療中に花粉症のシーズンが到来した場合はどうなるのでしょうか。
Ａ１１．
スタート時期は花粉症のピークが過ぎて、症状がおさまってからになりますので、スギとカモガヤの場合、一般に６月ごろから開始可能になります。月に１〜２回の注射で毎年楽になっていきます。また注射の途中で花粉症のシーズンが到来しても、対症療法として内服・点鼻・点眼の併用が可能です。
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